
過渡期と言われた時期には、サスペンションのロングストローク化と共に、精度や強度、剛性等のトータルバランスが落ち着くまで、今では信じられないトラブル等がありました。現在は9mmQR、15mmthru、20mmthruなどの規格を用途に応じて選択できますが、9mmQRのみの時期のフロントサスのロングストローク化においては、新品でもシールからオイル漏れを起こすものが一部ありました。サスをバラしてチェックしたりもしましたが、おかしなところもなく、よーく考えてもわかりませんでした。
サス自体にばかりに気がいってたところを、オイル漏れを起こしたサスではなくオイル漏れを起こす奴(ライダー)とか、組み合わせているホイール等で考えてみたら解決できたのが、このフロントハブです。サスのレッグ内側に当たる部分、左側がシマノ伝統の歯付ロックナット、直径19.5mm、17mmスパナの為に切り欠きもあります。右側はシールドベアリング仕様のハブ、当たり面の直径は1インチです。シマノのハブの良いところも重々承知の上、この点に関しては、シマノのハブでオイル漏れがあっても、右側のハブで漏れたものはありませんでした。アクスルは同じ9mmと謳っても、肝心なのはサスレッグ内側の当たり面の大口径化という事ですね。という事で、規格においては個人的にOLDも9mmQRと同じ15mmthruには興味がありません。
シマノの17mmスパナ用切り欠き付歯付ロックナットは、やはりサスのレッグとの当たり面までスレッドの切ってあるハブ軸と共に、特に厚く塗装されたままとか、鋼材が軟らかく当たり癖の付き易いフロントサスやフレームにおいて、ホイールの脱着のたびにアライメントが変わり易い事も気になりましたね。