
私の言葉足らずでお問い合わせのありました、ドライブトレイン側をオフセットする為に後輪センターをオフセットして工夫しているもの、というホイルです。通常はR.ハブのセンターにリムがくるのですが、写真のとおり明らかに左側にリムが寄っています。こうする事でこれまでの135mm規格のR.ハブ仕様においても、R.ホイルの両サイドのスポークテンションがより均一化できる、太いタイヤを使用する前提のバイクでチェーンとタイヤの干渉がなくなる、故に理想的なチェーンラインを出し易い等、良い事ずくめなのですが、フレーム(リアバック)を非対称で作る必要があります。これらのカタログスペックに直接表れない配慮、特長は場合によっては安全にも関わる事ですので大歓迎すべきだと思うのですが、意外とアナウンスされる機会が少ないようです。以前、バランスが悪いのでは?という問い合わせをいただいた事がありますが、そういう視点で言わせてもらえば、もともと自転車自体がバランスが悪いもので、目くじら立てたバランスを考えたら右側だけでなく左側にもドライブトレインを置かなければなりませんね、特に軽い自転車ほど・・・