
私のような遊び人に試す機会をいただき大変恐縮です。しばらく私のFOXモンスター40はお休みです。
2012年 03月 04日の記事(in regular order)のように、トップキャップを外しフルボトムの状態での取り付け作業中、たまたま自転車好きの方がお見えになりました。何をしているのか尋ねられましたが、現在の正立サス成型アウターレッグ仕様ありのまま使用世代?とのギャップを感じました。私のように別体ブレース時代から始まっている世代は、やはりサス単体の精度、そしてフレームやホイールとの取り付け精度がどうしても気になってしまいます。実際、サスを取り付ける際の締め付けるボルトの順番で取り付け精度が変わります。さらに私のように同じメーカーの同じサスを何本も見られる環境の人間なら、メーカーやグレード、コーティングやシールやオイルの種類・・・そんな良し悪しを大きく上回る個体差の恐ろしさも承知しています。最近も有名プロショップで取り付けてもらったという、スリーブが「きちんと」打ち込まれていないハズレ高級サスを何の疑問もなく使用しているライダーさんがいらっしゃいました。I'm very sorry!!!
という事で、このサスもフルボトム状態でホイールまできちんと取り付け、起点まで戻してハブがレッグに接触しない側のアクスル固定ボルトのみを緩めても・・・まったく変化なし。ここでひと声、「よっしゃー!」と独り言なんぞ出るのは、やはり古い人間なんですね。もちろん私の目安、プリロードゼロで小指の力だけで動き出すフリクションの無さも確認していますので、第一関門は見事クリアです。