約10年前のこのフレーム、150mmストロークでもオリジナルは軸間8.75インチのリアユニットが付いてきました。当時各メーカーが競い合ったlow ratio、現在ではDHフレームですら軸間9.5インチから8.75インチに変更しているものもあります。当時low ratioを売りにしていたのは一体何だったんでしょうか?とも思いますが・・・
逆に理屈でlow ratioが絶対良いと考えても、現実はそう甘くありませんでした。私のような約50kgの体重だと、軸間10.5インチ規格のlow ratioフレームならスプリングは特注になってしまいます。仮にスプリングを作っても、市販状態のリアユニットで満足できるコントロール(調整)はほぼ不可能、ユニットも要改造となります。特に寒い時期など手に付けられない状態にもなるでしょう。まあ、今尚寒い時期にドンくさくなるサスも多いですが・・・
ロッカーアームの角度からも、FSRリンクを放棄?したとも思えるSPECIALIZED社の異端フレーム、私の様にペダリングを放棄?したライダーからすれば良い事ずくめ、スペック上は少ないストロークでも、とっても美味しいリアサスが楽しめます。個人的には最新のDEMO8なんかより、ずっと魅力的!