K.BROSは自転車店というより同好会といった感じです。そしてお客様、仲間全員がテストライダーでもあります。賢明なメーカーさんほど、通常の商品開発テストといったものばかりでなく、あらゆる意味でビギナーさんから一般上級者、レーサーまで、さらに多種多様の場所ライディングスタイルといった、できる限りのあらゆる環境でのデータの大切さを知っています。俗にマーケティングリサーチなどと言われるものですね。さらには自転車業界外の意見も無視できません。ですからいろいろな仲間がいます。そしていろいろな意味で助け合っています。お店としても技術ノウハウの有無より、例え失敗があったとしても最後までお客様の満足が得られるまで頑張れるかどうかが重要だと考えています。人間関係と同じですね。
残念ですが私も含め、コンプレックスを持っているほど優劣意識やステイタス性などでお店や人を見てしまいがちですが、先入観や偏見といったものに惑わされて、せっかく建設的なお付き合いができるチャンスを自ら拒んでしまうことがあります。例えば私が時々残念に思う事は、私が自転車好きのおやじという立場で知り合った人達と、自転車店を経営してる人間として知り合った人達と、明らかに私との付き合い方に相違があることです。現実的にまったく同じにはいかないのも理解はできますが、少なくとも私は皆さんをお客さんとして見たり、知り合い仲間として見たりと区別はしていません。大袈裟ですが、ここは自由主義社会の日本です。法に触れなければ、どこで何を買おうと売ろうと自由ですし、合理的なチーム意識は良いかもしれませんが、特権意識や差別意識から徒党を組むような、やはり自らの世界を小さくするような考えは当店及びうちの仲間にはまったくありません。ですから売買行為がない人達も、他の小売店、同業者さん達にも大勢仲間がいます。もし機会がありましたらうちの仲間に声を掛けてみて下さい。すばらしき仲間達、保証します。そしてもし興味を持っていただけたら何気なく訪ねてみて下さい。きたない所ですが・・・では、また。